U30復興デザインコンペ2025 募集要項

U30復興デザインコンペ2025 「孤立する都市」

募集要項

●趣旨

 二〇二四年元日に起った能登半島地震では、建物やインフラへの甚大な被害と、ライフラインや交通の寸断、その後の広域避難が地域に大きな影響を与えました。復興においては、地域の生命力となりうる生業・産業や風景を守ろうとする新しい取り組みもみられる一方で、集落の集約も検討されており、それは災害直後の「孤立」と重なるように分布していることも指摘されています。能登半島地震後の「孤立」は新しいフェーズに入りつつあり、地域の復興や存続に影響を及ぼしていることが分かります。
 今年のU30復興デザインコンペでは、昨年に引き続き「孤立する都市」をテーマに作品を募集します。能登半島のほかにも、戦争や災害で長期・短期に「孤立」を経験した地域が各地にあり、大規模な災害からの復興やその後のまちづくりで「自立」しつつある地域もあります。こうした地域のこれからを考えることでも、南海トラフ地震のように将来予想される巨大災害をみこして「孤立」を考えることでもかまいません。災害と「孤立」を手掛かりに、現在の復興・事前復興、ひいては都市居住、地域社会への問題提起を試みてください。さまざまな分野からのアイディアを募集します。

● 主催: 復興デザイン会議

● 審査委員

委員長 乾 久美子
委員 浅子 佳英、五十嵐 太郎、岡部 明子、上條 慎司、髙橋 一平、羽藤 英二

● 応募資格

30歳以下(2025年3月末時点)の学生・社会人(個人・グループは問わない)
※ライフイベント等による活動休止期間を勘案する。また、1人につき1点の応募とすること。

● 賞

最優秀賞1点 優秀賞2点程度

● 提出物

ポスター2枚(A3版横使い)  ※ PDF形式で提出してください
ポスターには所属、氏名を記載しないこと。

● 応募方法

下記フォームにより提出すること。
[提出フォーム]
フォームを利用できない場合は、応募者全員の氏名、所属、年齢、代表者のメールアドレス、作品名を明記し、メールで提出すること。なお、データが大きい場合はファイル共有サイト等を使ってよい。

● スケジュール

  • 2025年 9月30日 応募締め切り
  • 2025年10月末頃 一次審査結果発表 ※審査結果はメールで通知する
  • 2025年12月7日 公開二次審査(会場:愛媛大学)※通過者への旅費を一部補助する

● コンペ問合先

コンペ事務局 redesign.u30[at]gmail.com

第6回復興デザイン会議記念講演会内(2025年7月15日17時よりオンラインにて実施)において,乾久美子審査委員長と羽藤英二審査委員によるコンペ解題を行います.