東日本大震災・原子力発電所事故から10年が過ぎても多くの地域は未だ復興の過程にあり、そうした中でも気候変動による災害の常襲化、感染症の爆発的な広がり、貧困や難民の発生等、さまざまな危機に日本・国際社会は晒され続けています。こうした災害や危機に対して、我々はどのように備え、また乗り越えていくことができるでしょうか。
復興デザイン会議は、復興の研究と実践に携わる活動を組織だて、その情報の交換、相互研鑽の場を提供することにより、復興研究の推進と復興政策・復興計画・復興設計技術の確立と普及、技術者・政策立案者・計画者・設計者の教育を推進することを目的に、2019年12月に設立されました。
復興現場で格闘を続ける実践者、災害と復興のメカニズム解明に取り組む研究者、そして未来の都市・社会の形成、復興を担う若手・学生が、互いの取り組み成果をもとに分野を超えた議論を行うことで、次の復興に向けた知見の体系化と、来るべき災害に備えるための実践的ネットワーク構築を目指してまいります。