第6回復興デザイン研究会 報告

新潟中越地震・大島土砂災害 復興の現場

第6回復興デザイン研究会では、復興デザインスタジオ・デザイン学等に取り組む大学院生が、新潟中越地震(2004 年)被災地である山古志村および伊豆大島土砂災害(2013 年)被災地をそれぞれ訪問し、学んだこと、考えたことについて議論を行った。

開催概要

2015 年6 月9 日(火)

浜田 愛 (都市工学専攻修士1年)/ 柄澤 薫冬( 都市工学専攻修士2年)/ 下舘 知也( 国際協力学専攻修士2年)/ 矢吹 愼 ( 建築学専攻修士2年)/ 石川 尭子( 建築学専攻修士 1 年)

議論の概要

新潟中越地震:山古志村では、災害により人口流出が著しく、それに危機感を感じたことを契機に地域おこしを真剣に行うようになった。その結果、人口減少率が徐々に緩やかになり、またコミュニティの団結が高まっている、村に強く愛着を持つ若者が育っているという。

伊豆大島土砂災害:台風により土石流が発生。外輪山が崩れて、元町の麓が崩れた。死者36 名、行方不明3 名。全壊46、半壊40 戸であり、東京都で戦後最大の被害となった。局所的な災害ということ、復興のための予算規模の小ささなども含め、インフラ整備以外の「復興」を進めいく原動力をどこに見出すことができるのか、といった点に課題を感じた。

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